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歴史/History

端正な白亜の表情をもつ初期の異人館

レイン邸は1900年(明治33年)、神戸に居留した外国人のために建てられました。北野に異人館が建ち始めたのは明治20年頃なので、現存する異人館としては比較的初期のものです。八角形のオペラシートに象徴されるヴィクトリアン様式の洋館ですが、屋根瓦など日本伝統の建築技術が随所に採用されているため、どこか懐かしいオリエンタルな薫りも漂います。

1980年、国の重要伝統的建造物群保存地区に

北野には当時、200棟以上の異人館や住宅が建ち並んでいたと伝わりますが、戦火や再開発の波を逃れて現存しているのは、レイン邸を含む約40棟のみ。いずれも歴史的な建造物で、さらに優雅な街並みを形成する要素をもつことから、1980年、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。なお、34棟ある異人館のうち、レイン邸は非公開異人館とされておりました。

バラの紋章「ロゼッタ」が表すのは愛と祝福

レイン邸は2004年より、ウエディングゲストハウス「神戸北野異人館 旧レイン邸」として新たな歴史を歩み、現在に至っております。館内に運び込まれたのはヨーロッパのアトリエに特注した調度品の数々で、愛と祝福の気持ちを込めて、バラの紋章「ロゼッタ」が随所にあしらわれています。価値ある本物のよさを知るゲストのみなさまに、ぜひご覧いただきたい逸品です。

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